AIは、正確だ。
速くて、疲れを知らず、感情に左右されない。
計算も、整理も、判断も、私たち人間よりずっと上手にこなす。
だからこそ、
「人はもういらないのではないか」
そんな声が聞こえてくる時代になった。
けれど私は、逆だと思っている。
AIが進化すればするほど、人の“不完全さ”は価値になる。
人は、間違える。迷う。揺れる。
人は、間違える。
そこに感情があるからである。
「理解」はできるが「納得」できない。
そんなことがしょっちゅうあるのではないだろうか。
人は、感情に引っ張られ、遠回りをし、失敗を繰り返す。
正解が分かっていても、
あえて違う選択をしてしまうこともある。
でも、そこにこそ「人らしさ」がある。
私は、そこに愛らしさを感じてしまう。
不完全さは、共感を生む
完璧な存在には、近寄りがたい。
正しすぎる言葉は、人の心を動かさない。
少し弱くて、
少し頼りなくて、
それでも前に進もうとしている姿に、人は共感する。
「この人も悩んでいるんだ」
「この人も間違えるんだ」
そう思えたとき、初めて人は心を開くのではないだろうか。
AIにはできないこと
AIは答えを出すことはできる。
でも、一緒に悩むことはできない。
AIには感情がないからである。
沈黙の意味を汲み取ったり、
言葉にならない不安を察したり、
迷いながら隣を歩くことはできない。
人は不完全だからこそ、
誰かの不完全さに寄り添える。
これからの時代に残る価値
AIが正解を量産する時代に、
人は「正しさ」ではなく「温度」を届けるようになると思う。
合理性ではなく、納得感。
効率ではなく、信頼。
不完全だからこそ生まれる関係性。
不完全だからこそ生まれる応援。
AIが進化するほど、
人は人であることを、
もう一度、大切にしてよいと思う。
私はそう信じている。
皆さんはどう思うだろうか。



