Taikiの創成日記のテーマ
#AIとの向き合い方・思考

【15年後の未来】2041年、汎用人工知能(AGI)の実装と「人間のサイボーグ化」の分岐点

【15年後の未来】2041年、汎用人工知能(AGI)の実装と「人間のサイボーグ化」の分岐点のサムネイル

AIが社会インフラの中核となる15年後、2041年のシナリオについて考察します。

この時代、ついにあらゆる認知タスクで人間と同等、
あるいはそれ以上の能力を発揮するAGI(汎用人工知能)が実用化されます。
AIは経済、行政、インフラ運用など、社会のバックボーンそのものを自律的に運用し始めます。
一方、AIの進化に対抗する(あるいは協調する)ため、
脳に直接デバイスを接続して能力を高める「人間の拡張」が
一部のアーリーアドプター間で始まっています。

労働からの本格的な解放と自律型企業の一般化

15年後の社会最大のメリットは、
人類を長らく縛り付けてきた「生活のための労働」からの解放です。

社員が一人もいないにも関わらず、事業を円滑に回す「自律型AI企業」が爆発的に増加し、
財やサービスの生産コストは極限まで下がります。
同時に、低価格化したヒューマノイドロボットが普及し、
物流、労働、介護、家事といった肉体労働のほとんどを代替します。
これによって物価の下落が進み、国からの富の再分配機能である
UBI(ユニバーサル・ベーシックインカム)が導入される現実味を帯びてきます。
人類は「働くために生きる」時代から、解放されつつあるのです。

人間が社会の「ボトルネック」になる時代

しかし、この豊かさには「人間の疎外」という大きな脅威が伴います。
あらゆる意思決定において、「人間が手を出さない方がシステムがうまく回る」状況が常態化します。
政治や経営における重要な判断プロセスは、処理が遅くエラーも多い人間の脳では追いつきません。
その結果、私たちは自らの社会を運用する意思決定権を、徐々にAIへと譲り渡していくことになります。

生身の人間と「拡張」人間の決定的な分断

さらに深い危機として、超人的な情報処理能力を持つAGIを使いこなすため、
BCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)などで
自身の脳機能を直接拡張した「オーグメンテッド(拡張人間)」と、
自然なままの「生身の人間(オーガニック人間)」との間で、取り返しのつかない決定的な分断が生まれます。

単なる経済格差を超えた、人類という「種」が枝分かれする生存リスクに、私たちは直面することになるのです。

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