前回の記事では「AIと歩む『自ら学ぶ力』」という、これからの教育の理想をお話ししました。
しかし、PCの前から離れ、リビングに戻ればそこにあるのは「現実」です。 Youtubeに夢中で、教科書を開く気配すらない我が子。
「自ら学ぶ力? その前に、まず机に向かう力がないのですが…」
そんな親御さんの溜息が聞こえてきそうです。 安心してください。我が家も全く同じです。
だからこそ、私は「勉強しない子」が、思わず勉強してしまう仕組みを作ることにしました。
AI家庭教師の開発
私は現在、「AI家庭教師」の開発を進めています。
ターゲットは、難関校を目指す優等生ではありません。
「勉強なんてつまらない」「やる気が出ない」と思っている、ごく普通の子供たちです。
使う技術は、Googleの先進AIである「NotebookLM」と「Gemini」。
これらを組み合わせ、教科書の内容を正確に教えつつ、子供の興味を引きつけ続けるシステムを構築します。
なぜ「我が子」をモニターにするのか?
どんなに優れたAIでも、子供が使わなければ意味がありません。 そこで、開発段階における最初の「モニター(被験者)」として、私の息子たちに参加してもらうことにしました。
彼らは忖度を知りません。
つまらなければ即座に飽きるし、分かりにくければ投げ出します。
つまり、
「勉強嫌いな我が子」こそが、サービスのクオリティを極限まで高めてくれる「最強の審査員」なのです。
「個別のAI」ではなく「再現性のあるシステム」へ
私が目指しているのは、特定の子供にしか通じないAIではありません。
我が子のリアルな反応(フィードバック)を分析し、
「なぜ子供はここで手が止まったのか?」「集中力を失ってしまうまでの時間は?」というデータを蓄積していきます。
- NotebookLM:正確な知識ベース(教科書データ)
- Gemini:子供の心理を掴む対話エンジン
- 私:子供の反応を分析し、システムを汎用化する
我が子が発する「わかんない」「つまんない」というネガティブな反応こそが、このAI家庭教師を「どの子にも通用するAI家庭教師」へと磨き上げるための重要なヒントになります。
親御さんの「あるある」を解決する
このブログでは、その開発プロセスと実証実験の様子を赤裸々に公開していきます。
- AIがどんなアプローチで子供の興味を惹いたか
- 逆に、どんな説明だと子供は離脱したか
- そして、最終的に「勉強しなさい」と言わなくても子供が動き出したか
もし、私の息子たちがこのAIで変われば。
そのシステムは、いま同じ悩みを持つご家族のお子さんにも、間違いなく効果があるはずです。
開発はまだ始まったばかりです。
「勉強しない子」を持つ親代表として、解決策を必ず形にします。


