Taikiの創成日記のテーマ
#AIとの向き合い方・思考

AI時代に「考える」ことを手放してはいけない理由

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AIは、とても賢い。
驚くほど速く、正確に、私たちの問いに答えてくれる。

文章を書くことも、企画を考えることも、
時には「それっぽい正解」を示すことさえ、AIは難なくこなしてしまう。

だからこそ、ふと考えてしまう。
「もう自分で考えなくてもいいのではないか」
そんな誘惑が、日常のあちこちに潜んでいる。

考えなくなると、人は“選ばなく”なる

AIが出した答えは、たいてい合理的だ。
統計的にも、論理的にも、破綻がない。

けれど、その答えを「採用する」と決めるのは誰だろう。

もし私たちが考えることを放棄して
ただAIの答えを受け取るだけになったとき、
そこに選択は存在しなくなる。

選ばない人生は、楽だと思う。
でも同時に、それは自分の人生を自分で引き受けないということでもある。

正解と納得は、似ていて違う

AIは「正解」を出すことができる。
でも、「納得」を生み出すことはできない。

納得とは、迷った時間や、揺れた感情や、
「それでもこうしたい」と思った理由ごと
自分で引き受けることだと思っている。

遠回りに見えるそのプロセスこそが、
人が“生きている感覚”を持てる瞬間なのだと思う。

弱さを知っている人ほど、考える意味を知っている

私は、自分が強い人間だとは思っていない。
むしろ、迷いやすく、不安になりやすい。

だからこそ、誰かが出してくれた答えに
すがりたくなる気持ちも、よく分かる。

それでも――
考えることをやめなかった瞬間が、
これまで何度も自分を前に進めてくれた。

誰かに支えられながら、
ときにはAIに助けられながら、
それでも最後に「どうしたいか」を考える。

その行為そのものが、
自分を信じる小さな練習だったのだと思う。

AIは思考の代わりではなく、思考の鏡

AIは敵ではない。奪う存在でもない。

むしろAIは、自分の考えが浅いのか、
まだ言葉になっていないのかを
静かに映し出す“鏡”のような存在だ。

だからこそ大切なのは、
AIに「考えてもらう」ことではなく、
AIと一緒に考えること

問いを立てるのは人であり、
選び、引き受けるのも人である。

考えることを手放さないという覚悟

AI時代に必要なのは、
特別な才能ではない。

  • 立ち止まって考えること
  • すぐに答えを決めないこと
  • 自分の言葉で選び直すこと

それだけでいい。

考えることを手放さないというのは、
効率を捨てることではなく、
自分の人生を他人任せにしないという覚悟なのだと思う。

AIがどれだけ進化しても、
「何をしたいのか」「どう生きたいか」だけは、
最後まで人間が、人間である自分たちが考えるべきだと私は考えている。

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