「人脈を広げたほうがいいですよ」
そう言われた経験は、きっと誰にでもあると思います。
名刺交換、交流会、SNS。
気づけば“何人と知り合ったか”が、
人脈の指標のように扱われることも少なくありません。
でも私は、少し違和感を覚えていました。
私が考える人脈の定義
私にとって人脈とは、
「私が相手を知っていること」ではなく、
「相手が私を知ってくれていること」
です。
こちらが一方的に名前を知っていても、相手の中に私の存在がなければ、
それは人脈とは呼べないのではないか。
そんなふうに思うようになりました。
人は「知っている人」ではなく「思い出せる人」に声をかける
人は何か困ったとき、誰かに相談しようとするとき、
頭の中で自然と名前を探します。
そのときに浮かぶのは、
- 一度名刺交換しただけの人
- SNSでつながっているだけの人
ではなく、
- 「あの人なら話を聞いてくれそう」
- 「この分野なら、あの人が詳しかったはず」
- 「価値観が近い気がする」
そんな記憶と文脈を伴った存在です。
つまり、人脈とは
「連絡先」ではなく「想起される存在」なのだと思います。
人脈は“数”ではなく“関係性の深さ”
たくさんの人を知っていることよりも、
- 何を大切にしている人か
- どんな考え方をする人か
- どんなときに力を貸してくれる人か
それを理解してもらっているかどうか。
人脈とは、
関係性の中に少しずつ積み重なった信頼の履歴だと考えています。
一緒に何かをやった時間。
交わした言葉。
守ってきた約束。
そうした積み重ねがあるからこそ、
「この人なら」と思い出してもらえる。
人脈とは、他人の中にある「自分の居場所」
人脈とは何か。
今の私の答えは、
**「他人の中に、自分の居場所があること」**です。
静かで、すぐには見えないけれど、
必要なときに確かに支えになるもの。
これからも私は、
数よりも関係性を大切にしながら、
人と向き合っていきたいと思っています。


